ファンの視線と若手を玄人はどう見るか

若手のプロ野球選手の中には、そのルックスからアイドル的な人気を誇っている選手がいます。プロになる前の高校球児の段階からスター選手だった人もいれば、プロ入り後イケメン選手として球団が売り出すようになった人もいます。最近のプロ野球は女性ファンの開拓に熱心ですが、彼女たちが夢中になっているのが若手選手たちなのです。

しかし、若い選手を見ているのは女性ファンだけではありません。その球団のファンを長く続けている、玄人タイプのファンも新人選手たちをよく見ているものなのです。プロの世界は厳しいですから、アマチュア時代から注目されてプロのステージでも華々しいデビューを飾る人もいれば、二軍や三軍で下積みをしてようやく才能が開花する選手もいます。トレードで別の球団に行ってから活躍する選手もいますよね。育成ドラフトで指名をもらい、地道な努力で支配下選手になり、やがて一軍の試合に出られるようになる若手も徐々に増えてきました。球団の方針でじっくり下で育成される選手もいますよね。

玄人のファンたちは、自分が期待した選手たちがどんな道を歩むか見守る楽しさや厳しさを知っています。自分が気にかけてきた選手がプロ野球の世界で成功すると、まるで親のような気分になるのです。そういった視線も一つの楽しみ方なのでしょう。

玄人は新人を見てプロ野球を楽しむ

プロ野球中継を見たり、スタジアムに行って試合を観戦する人は一軍で活躍する主力選手のファンが多いと思います。ファンとまではいかなくても、スポーツニュースやバラエティ番組で取り上げられているスター選手なら知っている、応援しているという人も多いですよね。でも、その球団を長く見ている玄人のファンは、新人選手にも注目しているんです。

毎年ドラフト会議で指名をされた新人選手が各球団に入団しますよね。ドラフト会議はテレビでも中継されていますし、プロ志望届を出した学生たちのエピソードを紹介しつつ、ドラフト当日の運命に迫る番組も毎年放送されています。ドラフト翌日は地元球団が指名した選手や、氏名をもらった地元の選手を中心に特集が組まれているので、これを見てどの球団にどの選手が入ってくるのか確認する人も多いでしょう。

指名を受けた選手が正式に指名を受けると入団会見に参加しますが、まだユニフォームを着慣れていない、初々しい選手たちがこれからその球団の顔となるプロ野球選手として飛躍していく姿を見守るのも一興でしょう。オールスター戦も若手や新人中心のものもあるので、自分が注目している選手が選ばれると嬉しくなるものですよ。